消費者金融を利用すればお金を借りることができます。
消費者金融は、緊急の支出に対処するため、すぐ現金が必要なとき等に頼りにされる重要な金融機関の一つです。
しかし、お金を貸付する金融機関はリスク回避のために、担保や保証人を設定することがあります。
では、消費者金融を利用する際の保証人や担保はどのようなルールになっているのでしょうか?
ここでは、消費者金融の担保や保証人について理解できるよう詳しく説明します。
保証人と担保の仕組みについて
まずは保証人と担保の内容について理解しておきましょう。
ローンを利用する際には、保証人や担保を求められる場合もあります。保証人や担保は、借り入れの際に本人が返済できなくなった場合に、その代わり返済義務を負う人や物です。
担保とは
担保は、保証人よりも審査のハードルが高いものの、保証人がいない場合に求められることがあります。担保として認められるものは、不動産や自動車などです。
担保は、借り入れの金額に応じて、評価額が算出されます。担保の評価額が借り入れの金額を上回る場合、保証人なしでも審査に通る可能性があります。
担保のメリット
ローン申請者は、担保がある場合保証人なしでも審査に通る可能性があります。
そして、万が一返済ができなくなったときは担保によって相殺され、債務整理を免れることができます。
また、金融機関は返済が滞った場合に、担保を差し押さえることで回収することができるので、低いリスクで貸付や融資ができます。
担保のデメリット
担保として不動産や自動車を提供する場合、ローン利用者が返済ができなくなったときにその物件や車を失う可能性があります。
また、担保の設定には費用がかかります。
しかし、担保があることで融資審査が通りやすくなり必要としているお金を借りることができ、しかも万が一返済ができなくなったとき担保がなければ、個人の金融信用は大きく失ってしまいますが、担保があれば個人の金融信用低下を最小限に抑えることができるため、
担保で返済を相殺することが単にデメリットであるといえるかどうかは、個人の判断により変わってくるでしょう。
保証人とは
保証人とは、一般には保証債務を負う人をいう(人的保証)。
引用元:ウィキペディア
保証債務とは主たる債務者の債務を、別の者が保証したとき、この保証人の債務を「保証債務」といいます。
保証人は、ローンを利用する際にも設定されますが、その他不動産の賃貸契約について、契約者の賃料不払いや損害賠償等の債務不履行を保証する場合にも設定されます。
したがって、保証人はローン契約以外にも設定されることがよくあります。
保証人は、借り入れの金額に応じて、年収や勤続年数などの審査を受ける場合もあります。
保証人のデメリット
保証人そのもののデメリットとしては、ローン契約者の保証人になると、借り入れの返済が滞ったときに、本人に代わって返済する責任を負います。そのため、保証人になる際には十分な注意が必要です。
ローンの金額に見合った返済能力がないと、保証人が債務整理をすることにもなりかねません。
保証人になる際には、本人の信用情報も審査されます。また、保証人は借り入れの返済が滞った場合に、本人に代わって返済する責任を負います。
そして、保証人を依頼する側のデメリットとして考えておきたいのが、「親族や他人に責任を負わせることになってしまうことがある」点です。
万が一、ローン契約者が返済できなくなったときは、第3者に迷惑がかかります。保証人になる人は、それをしっかりと理解した上で保証人になっている人と、よく理解せず安易に保証人になっている人がいます。
よく理解せず保証人になっている人は、万が一の際の心構えができていないので、大きなショックを受けます。
もしものとき、他人に迷惑をかけてしまうことは保証人を依頼する側の最大のデメリットということをよく理解して、行動することが望ましいです。
保証人のメリット
保証人がいる場合、ローン審査が通りやすくなるというメリットがあります。また、返済が滞った場合に、保証人が代わりに返済してくれるため、本人の負担が軽減されます。
消費者金融の保証人及び担保は基本的に不要
では、このページのメインである、タイトルにもなっている消費者金融の担保と保証人について解説します。
ここまで、保証人と担保についてメリットやデメリットについて解説してきました。そして、保証人や担保を設定するとデメリットの部分も相当あることが理解できるかと思います。
大手消費金融の利用条件について独自調査したところ、消費者金融を利用する際の担保と保証人は不要となっています。
よって、消費者金融で借入する場合は、担保と保証人のデメリットは回避することができます。
なぜ消費者金融は担保や保証人は不要なのか?
消費者金融会社は貸付のビジネスをしています。よって、会社の利益を守り、株主から信用を得ることが重要です。
しかし、ローン利用者に担保や保証人を求めないのであれば、損失のリスクが大きくなってしまい、会社にとって大きな問題です。
では、なぜ消費者金融はローン利用者に対して担保や保証人を設定しないのでしょうか?
多くの消費者金融の場合、債務不履行がおこったときのために保証会社が保証をするシステムになっています。
これは銀行のカードローンや住宅ローンでも同じで、ローン契約者の債務を第三者が保証するシステムを設定しています。
これにより、消費者金融や銀行のローン利用者はハードルが高い保証人や担保設定をする必要がなく利用しやすい条件で契約ができるようになっています。
参考
ただし、金融機関からお金を借りること自体にリスクはあります。
担保や保証人が必要ないということは、万が一返済ができなくなったときは、契約者がローン返済の相談をして、金融機関や相談窓口に解決策を話し合う行動が必要です。
債務不履行にならないためには、事前に収入に見合ったローン計画を立て、返済が無理なく履行できる範囲で利用することを意識することが重要です。